浜松市市民協働センターBLOG

こんにちは市民協働センタースタッフのタカヒロです

市民協働センターで実施している『中山間交流ネットワーク事業』。
今回は、活動を通して、参加者同士でつながりが生まれ、ボランティア活動に発展した事例を紹介したいと思います。

※中山間交流ネットワーク事業とは？→こちらをご覧下さい（公式HPへ移動します）

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7月6日(日）、やってきたのは天竜区龍山すぐ近くには紅葉で有名な白倉峡があります
集まった参加者は3名。私もセンタースタッフとして同行させていただきました

今回は、以前おこなった事業「龍山で農作業体験＆交流♪」にて受け入れ団体となっていただいたチンゲン菜農家の沼野さん宅にて、お茶畑の刈り込み作業をみんなでお手伝いします

沼野さんは、１年ほど前にご主人を亡くし、息子さんと２人で暮らしています。ご主人が残してくれたお茶畑を継ぎたいけれど、体力的にも厳しく人手も足りない…との実情を知り、農作業体験に参加したメンバーが独自に有志を募って、今回の活動に至りました。

まずは挨拶をし、曇り模様のなか作業開始です

使用するお茶刈り機はこの２台。　自走式のタイプと手持ちタイプの２種類です。
ふむふむ、お茶刈り機っていろんな種類があるんですね


これらを使って、お茶畑を刈りながら整えていきます。
参加者の中にお茶刈り経験者の方がいるので、レクチャーしてもらいました

参考までに、今回の装備をご紹介します。
・動きやすく汚れてもよい服
・帽子（熱中症対策のため）
・地下足袋、手袋
・飲み物（水分補給に）
・タオルなど

ボランティアでも、自分の身は自分で守るというスタンスは大切です

一通り使い方を覚えたあと、早速刈り込みをおこなっていきます。
実際にやってみると、これがなかなか難しいやっていくうちにコツがつかめてきたのですが、慣れない作業＆普段パソコンばかり触っているので、腕がしんどいです

（↑茶刈り経験者、春野在住のナベさん）

自分で経験してみてはじめてお茶刈りの大変さがわかりました

↓途中、参加者の１人、「天竜一の男前」木こり前田さんが駆けつけてくれました今回お茶刈り初体験とのことでしたが、普段、木をバッサバッサと切り倒している仕事柄、非常に頼もしい助っ人です


午前の作業が終わったあとは、お待ちかねのお昼ご飯タイムです


沼野さんご自慢の自家製野菜を使った料理の数々、めっちゃ美味しいですついついおかわりしてしまいました（笑　
ご飯のあとは、おいしいお茶をいただきながらみんなで談笑です作業の疲れも一気に吹っ飛んでしましました。


ご飯のあとは、作業再開。しかしなにやら怪しい雲行き…
とうとう雨が降ってきてしまいました

とりあえず避難して、雨が止むのを待ちます。

（↑縁側で雨宿りの図。庭へ遊びに来る鳥に癒やされてます。）

なかなか止む気配がない中、木こりさんから「せっかく山に来たから魚でも釣りに行くか」との提案がということで一同魚釣りへ繰り出しました

やってきたのは「龍山青少年旅行村」。ここは、キャンプ場、バンガロー、釣り堀などがあり、大自然の中でアウトドアを満喫できるスポットです
さっそくお目当ての釣り堀を発見。管理人さんにお願いした所、こころよくOKしていただきました


ボランティア活動にも遊び心は必要ということで、小雨のなかニジマスを狙う大人４人。なかなかシュールな光景です　エサをつけて投げ入れると、速攻でヒット釣り上げた魚はお持ち帰りになるので、一匹２５０円でお買い上げ。　久々に童心に帰って楽しめました

（↑管理人さんの魚さばきの見事さに感心の図。）

そんなことをしているうちに雨が止んだので、Nさん宅へ戻り、お茶刈り作業を再開します。



黙々と作業をすすめ、目安となる範囲まで刈り込みが終わり、今日の作業は終了。
実はまだ刈りきれていない箇所があるのですが、今回は作業の難しい急斜面を刈りこみできたので、
みなさん、お疲れ様でした



今回、ボランティアに同行して感じたことは、「顔の見えるつながりは強い」ということです。

中山間地域では、龍山以外でも、過疎化や高齢化によって誰かの助けを必要としている方はたくさんいます。
そして、そこにある問題や悩み、課題も十人十色です。
そうした方々と実際にふれあい、地域の現状を知ることで、実際にどんなことで困っているのか、具体的な支援ができるのではないでしょうか

市民協働センターでは今後も、浜松市内の中間間地域（天竜区および北区の一部）と都市部をつなぐことで双方の地域活性化を図る「中山間地域交流ネットワーク事業」を実施していきます。