2014年12月03日

≪講座レポート≫ 『ボランティアが集まる秘訣講座』開催しました♪

こんにちはびっくり市民協働センタースタッフのタカヒロです

今回は、先日11月29日に当センターにて実施した市民活動スキルアップ講座『ボランティアが集まる秘訣講座』の様子をご紹介します(^^)/
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講師にお迎えしたのは、『社会福祉法人大阪ボランティア協会』事務局主幹 岡村こず恵さんですキラキラ

社会福祉法人大阪ボランティア協会とは?
1965年、全国に先駆けて誕生した市民活動サポートセンター。「市民活動を広め深めていきたい」と願うボランティアのべ約150名と約10名が、ボランティア(グループ)やNPO、企業の市民活動等を支援おこなっている。



講座では、ボランティアの基本的な性質や付き合い方、受け入れる側の心構えなど基本的なところから、有償・無償ボランティアの違い、ボランティアに選ばれる組織の特徴など、今後役立つ知識をタップリとお話いただきましたニコニコ

≪講座レポート≫ 『ボランティアが集まる秘訣講座』開催しました♪
↑ 講師の岡村こず恵さん。
≪講座レポート≫ 『ボランティアが集まる秘訣講座』開催しました♪
↑ 市民団体や行政職員など、様々な方が受講しました。

今回は、講座内容の一部をご紹介していきたいと思います!本

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一般的に「ボランティア」と聞くと、“無償(タダ)”というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし本来ボランティアというものは「タダでする」ではなく「タダでもする」ということが基本にあると説明しました。

講座の中で岡村さんは、ボランティアが集まる組織となるには、まず、ボランティアという存在を理解することが大切だと語りました。では、ボランティアの持つ力と弱点とはどんなものでしょうか。

■ボランティアの持つ力とは?

【1】「好き」はあらゆるものを超える
―前例・しがらみ・マンネリ・形骸化した規則・思い込みや偏見・無理解
【2】「思い」がある行為は「義務」の行為を超える
【3】1人の知識より、100人の気づき
【4】「行動」することで深まる考え・つながり
―「手伝ってあげる」から「一緒にやろう」へ
【5】助けてもらって生きる強さ


これらの力は、ボランティアの語源となった古典ラテン語volo(ウォロ)=「意思」「喜んで~する」に由来しているといいます。思いのある行動、「共感」から生まれる行動、自発的な行為だからこその強さがあるんですね。

しかし一方で、ボランティアには弱点もあるようです。

■ボランティアの弱点とは?

【1】「やりたい!」と思ったときがピーク
―自発性は揮発性
【2】思い込み、独りよがり、自己満足の落とし穴
【3】一歩間違えれば、規律や統一のない人々の集まり(烏合の衆)に
【4】熱心な人ほど辞めたくなる
【5】「保障」は難しい
―「絶対~しなければならない」はなじまない


こうした弱点を理解した上で、ボランティアと付き合っていくことが必要なんですね。

岡村さんの所属する大阪ボランティア協会では、例えばイベントのスタッフをボランティアにお願いする際、運営する上で必要最低限必要な人員は、ボランティアに頼らず確保している、とのことでした。

また、「有償ボランティアと無償ボランティアの違い」についても述べました。以下で短所と長所を紹介しています本

≪講座レポート≫ 『ボランティアが集まる秘訣講座』開催しました♪


■「ボランティア活動」と「有償活動」について

【1】「実費弁償」、「謝礼」、「給料」の違いを理解する。
【2】「有償ボランティア」という表現は避けたほうが良い。「有償活動」や「有償スタッフ」などが、混乱が少ない。
【3】「謝礼(お礼)」の幅は相対的なもの。明確に線が引けるものではない。


大阪ボランティア協会では、のべ150名ものボランティアスタッフを抱えているため、全員に謝礼としてのお金を払うことが出来ません。
そのかわり、「やりがい・学び・成長の機会・居心地の良い場所にする」ということを一生懸命提供するように努力しているそうです。

そもそもボランティアで参加している方々は、お金を目的として参加していないので、それ以外のものでお礼をしていく、ということを考えてみてはどうでしょうか。 と岡村さんは語りますおすまし

★ボランティアを理解するポイントのまとめ

【1】ボランティアはスゴイ力を持っている。
【2】行動原理は「共感性」。「そうだ!」と思ったことなら、自ら進んで取り組む。
【3】ボランティアの弱点も理解しておく。
【4】「有償」「無償」は、それほど大きなポイントではない。
【5】「ボランティアがたくさんイキイキ活躍している組織」=それだけ魅力的、ということ。


【5】に関して岡村さんは、ボランティアが集まる秘訣のひとつとして、
「受け入れ団体の代表者・スタッフがボランティアと同じ目線で活動に取り組むこと。そしてボランティア以上にボランタリー精神をもって取り組むことが大切」と述べました。

受け入れる側は、ボランティアの存在をよく理解した上で対等の立場で接すること、また、ボランティアがどんな目的を持って参加してくれたのかを知ることが、より魅力的な組織となる鍵なんですねカギ

今日はどこへボランティアへ行こうかと、迷ってしまうほど魅力的な団体がたくさん生まれてくることを期待していますニコニコ





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