2017年08月10日

≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える

《活動報告》
~人口減少に直面する地方に必要な「地域力」~

浜松市の中山間地域で活躍する「NPO法人夢未来くんま」「NPO法人ひずるしい鎮玉」に講演をしていただきました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは!市民協働センターの加藤です(^^)
先日、(独)日本学術振興会主催の二国間交流事業の一環で、日韓両国のコミュニティ研究者の皆様が市民協働センターへ視察にいらっしゃいました。

市民協働センターのセンター長・副センター長からは、市民協働やNPOに関するお話しをさせていただきました。
≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える ≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える

また、地域に根ざしたコミュニティづくりの実践例として、
地域の維持・活性化に取り組んで30年以上の活動実績を持つ
「NPO法人夢未来くんま」(天竜区熊)の大平さんと、
≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える

年間1500人以上の交流人口を生み出している
「NPO法人ひずるしい鎮玉」(北区引佐町)の小木野さんにお越しいただき、
活動紹介をしていただきました!
≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える


2名の講師からは、

「地域づくりでは、地域住民の危機意識の共有と、これからどうしていきたいかという思いを互いにとことん話し合うことがとても大切。」NPO法人夢未来くんま・大平さん)

「自分たちが取り組んでいる活動が、いつか “あの時、親父達はこんなことをやっていたなぁ” と、次の世代の人たちが行動を起こす下地やきっかけになればという思いで、日々前向きに活動している。」
(NPO法人ひずるしい鎮玉・小木野さん)

などのお話しが聞かれました。

日韓研究員の方々からは活発な質疑応答がされ、「実際に鎮玉や熊を訪れたい!」という声が聞かれるなど、とても充実した研修となった様子でした(^^)

************************************************

いま、浜松市北区の一部や天竜区では、過疎・高齢化や、それに伴うさまざまな課題が多く存在します。

耕作放棄地や獣害の増加、公共交通機関の減少による買い物難民の増加、病院への通院も困難に・・・

すぐには解決策を出せない課題が数多くありますが、大平さんからは、
「5年ほど前から『熊の明日を語る会』という住民による自主勉強会が始まっている」
という紹介がありました。
NPOでの30年に渡る地道な活動の積み重ねが、課題に立ち向かおうとする強い意志を持つ、地域力の高さに繋がっていると感じました。

また、2014年にNPO法人化し、”地域の親父達の頑張り を積み重ねている鎮玉の皆さんの活動も、きっとそんな地域力の向上につながっているのだと思います。

************************************************
以前、四国で長年まちづくりに取り組んでいるNPOの方から、

「まちづくりの結果は、10年続けてやっと見えてくる」

というお話し伺いました。

答えも終わりもなく、また、結果が見えるまでに長い時間が掛かる “まちづくり” ですが、前向きで地道な活動の積み重ねは、きっと大きな力につながるのだと思います。

センターとしても、地域で頑張るNPOの皆さんの心強い仲間であり続けるために、より質の高いサポートや事業をしていかなければと刺激を受ける研修となりました。

講師の皆さま、貴重なお話しを本当にありがとうございました!


************************************************
★NPO法人ひずるしい鎮玉
 ホームページ: http://www.shizutama.jp/
 フェイスブック: https://www.facebook.com/shizutama0214/?fref=ts

★NPO法人夢未来くんま(道の駅くんま水車の里)
 ホームページ: http://kunma.jp/suisha/
 フェイスブック: https://www.facebook.com/kunma.jp/



同じカテゴリー(講座案内・活動報告)の記事

Posted by 浜松市市民協働センター at 22:12 │講座案内・活動報告報告(2017年度)

削除
≪活動報告≫人口減少に直面する地方に必要な「地域力」を考える