2011年04月27日

グリーントラストジャパン取材

グリーントラストジャパン取材

春らしい陽気に包まれた4月24日にNPOグリーントラストジャパンによる活動が行われた。

グリーントラストジャパンは3年前から「荒れてる山を緑の森に」をキャッチフレーズに北遠を中心に荒廃した山に命を吹き込む活動を行っている。

今回は昨年2010年7月10日に当センターで行われたプレゼンテーションフォーラムで、グリーントラストジャパンのプレゼンを聞いた浜松中ロータリークラブが「会員に自然を見てもらい自然を体験してもらいたい」と関心を持ち協働の第一歩として、今回の活動に参加した。
参加者は4歳~70歳代の約30名ほど。

「今の日本の山の多くは人の手によって作られてきた。多くは材木に使われる木を先人たちは植えてきたが現在は輸入材や、林業就業者の高齢化によりそれらの山には人の手が入らず山が死んでいる。私たちは山にもう一度陽の光を入れ、本来の自然な山に戻したい。」
そう話すのはグリーントラストジャパン代表 鈴木勝氏。

集合場所の二俣公民館から車で10分ほど走ると今回の活動場所に着く。
舗装された道路が、土道に変わっていき、伸び放題になった木々が陽の光を遮り、
辺りは段々薄暗くなっていった。

車を降り、「あそこが今私たちが手入れをしている場所です」
指を向けた先をみると、そこの一画だけ陽の光が燦々と降り注ぎ、明るく斜面を照らしていた。

彼らが設置したクヌギの木からはシイタケが育っており、参加者でシイタケを収穫。
「なぜシイタケを育てているのですか?」
と、問うと。
「私たちはコナラの木を植樹しています。コナラが20年かけ育てばシイタケのクヌギができる。自分の子や孫の世代にシイタケならば財を残せられるんではないか?そう考えシイタケを育てているんです。このシイタケをきっかけに山に今日の現状を知り、興味を持ってくれる事も目的としてあるんです」
と微笑みながら話したのはグリーントラストジャパン広報担当 石川氏。

一通りシイタケを収穫すると、
「次は黒ワラビなどがある場所に行きましょう。」

着いた場所は幹線道路沿いにある場所だが、やはり彼らが手入れをした所だけ暖かい陽の光が降り注いでいた。
残念ながら時期が少し早く、黒ワラビは収穫できなかったがBBQをそこで楽しむことができた。

食材は先ほど収穫した天竜産しいたけを使った豚汁と、天竜産採りたてシイタケの鉄板焼きだ。

普段スーパーで見かけるシイタケの3倍以上の大きさがあり、参加者は驚きと、新鮮な味を楽しみ笑みがこぼれた。


「日本の山は美しい。しかし、今の山はあまりに偏っている。人間の都合で山の生態を変え、今山が死んでしまっている。地球からしたら犯罪だ。私たちは植生が豊かで、多様性があり本来の山の姿である自然林に戻したい。それこそが、動物も植物もそして私たち人間も共生できる姿ではないかと思う」

と、力強く鈴木代表は私に語った。







グリーントラストジャパン取材

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(中央浜松中ロータリークラブ会長 高橋氏)

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(左グリーントラストジャパン代表 鈴木氏 右広報 石川氏)

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~今後の活動~
4月28日~5月5日まで気仙沼市にて会員12名で給水を主とした被災地支援活動。

5月22日 浜松市北区引佐町伊平にて山地整備活動

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【入会・お問合せ】
  NPO法人グリーントラストジャパン
   e-mail : hm215256@fsinet.or.jp
   TEL : 053-486-0736
   FAX : 053-486-3226
  



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